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ウェッジHi-Toe 5 と MG5 の違い同じ軟鉄鍛造・同じ溝。違うのはヘッドの形、選べるロフト、重さ、価格
更新:2026年9月18日広告を含みます
テーラーメイドの Hi-Toe 5 と MG5 の違いは、ヘッドの形と、選べるロフトの幅です。溝の加工(ソー・ミルド・グルーブ)と軟鉄鍛造は、2本で共通でした。
Hi-Toe 5 はトウ(先端)が高い大きな顔で、ロフトは56・58・60度だけ。MG5 は小ぶりな涙形で、46度から60度までそろいます。この記事では両方の公式スペック表を並べ、どちらを何度で入れるかを決められるようにしました。
ギアオタクの本命
テーラーメイド MG5(29,700円) 私が人にウェッジを1セット組むなら、MG5 から始めます。46〜60度に23通りのロフトとソールがあり、PW の次から最後の1本まで同じ顔でそろうからです。Hi-Toe 5 は、58度か60度の1本だけを替える選択肢として見ています。
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この記事の内容
結論
中身の多くは共通です。軟鉄の鍛造、フェース全面のレーザーミーリング(スピン・トレッド)、メッキをしない RAW フェース、ライ角64度、長さ(56度は35.25インチ、58・60度は35インチ)。
違いは4つあります。ヘッドの形、ロフトの幅(Hi-Toe 5 は56〜60度、MG5 は46〜60度)、重さ(同じシャフトで Hi-Toe 5 が2〜7g重い)、価格(31,900円と29,700円)。テーラーメイド自身も、フルショットのロフトは MG5、グリーン周りは Hi-Toe 5 と組み合わせる使い方を公式リリースで示しています。
一方で、フェースを開かずに打つ人は、Hi-Toe 5 を買わなくていいと私は考えます。理由は後の節に書きました。
比べる物差しは、ロフト・バウンス・重さ・価格の4つ
ウェッジの打感やスピンは、打つ人とボールで結果が変わります。だからこの記事では、テーラーメイドの公式スペック表で誰でも確かめられる数字だけで比べます。
- 選べるロフトとバウンス。自分のセッティングの穴を埋められるか。
- 同じシャフトで比べた重さ。2本とも N.S.PRO 950GH NEO(S)があるので、そこでそろえます。
- 価格。メーカーが公表している税込価格。
- フェースと溝の作り。公式リリースの説明を、作りとメーカーの説明する効果に分けて書きます。
判定の根拠は、テーラーメイドのニュースリリースに載ったスペック表を、ギアオタクの目で読んだものです。新しい情報が出ても、この4つの物差しは変えずに追記します。
Hi-Toe 5 と MG5 の比較表(ロフト・重さ・価格・発売日)
| 項目 | Hi-Toe 5 | MG5(MILLED GRIND 5) |
|---|---|---|
| 発売日 | 2026年9月4日(公式リリースの予定日) | 2025年9月5日 |
| 価格(税込) | 31,900円 | 29,700円(TW グラインドは36,300円) |
| ロフト | 56・58・60度 | 46・48・50・52・54・56・58・60度 |
| ソールの種類 | 5種類(店頭品は ATV・ATX・ATW の3種類) | 6種類(SB・SC・SX・LB・HB・TW) |
| ヘッド素材(製法) | 軟鉄 8620(鍛造)+内蔵セラミックコア | 軟鉄 S25C(鍛造) |
| 仕上げ | カッパー | クローム |
| フェース | RAW(メッキなし)+スピン・トレッド。溝はフェース全面 | RAW(メッキなし)+スピン・トレッド |
| ライ角 | 64度 | 64度 |
| 長さ | 56度 35.25インチ/58・60度 35インチ | 56度 35.25インチ/58・60度 35インチ |
| 重さ(950GH NEO S) | 56度 約454g/58度 約462g/60度 約458g | 56度 約452g/58・60度 約455g |
| 標準シャフト | Dynamic Gold HT(S200)、950GH NEO(S) | MODUS3 TOUR 105(S)、950GH NEO(S)、Dynamic Gold MID 115(S) |
| 左打ち用 | なし | あり |
溝とフェースの加工は、MG5 から Hi-Toe 5 に移された
先に、同じところから。
溝は、MG5 で使われた「ソー・ミルド・グルーブ」がそのまま Hi-Toe 5 に来ました。従来の削り方より鋭く精密な溝を刻める、とテーラーメイドは説明しています。フェースの溝と溝の間には、一筆書きのように刻んだレーザーの細い線(スピン・トレッド)があり、ボールとの間の水分を逃がして、朝露や雨でもスピンが安定するそうです。これも2本で共通。
片方にしかない作りもあります。溝がヒールからトウまでフェース全面にあるのは Hi-Toe 5 だけです。メーカーは、フェースを開いたときやトウ寄りに当たったときにもスピンが安定すると説明しています。鍛造になった時期もそろっています。前作 MG4 からシリーズ初の鍛造に変わったのが MG5 で、Hi-Toe 5 もシリーズで初めて鍛造になりました。
ギアオタクの目:8620 と S25C、同じシャフトで最大7gの差
素材の表記が違います。S25C(MG5)は、炭素を0.25%前後含む炭素鋼。8620(Hi-Toe 5)は、炭素は少なめで、ニッケル・クロム・モリブデンを少し足した鋼です。どちらも「軟鉄」と呼ばれ、どちらも鍛造。テーラーメイドは、Hi-Toe 5 を MG5 と同じように鍛造にしたことで打感をそろえた、と説明しています。
工房の仕事で見ると、どちらもロフトやライ角を曲げて合わせられる素材です。ただし RAW フェースは2本ともメッキがないので、保護フィルムをはがすとサビが出ます。メーカーは性能に影響はないと書いていますが、サビが気になる人は知っておいてください。
重さは、同じ 950GH NEO(S)で比べると Hi-Toe 5 のほうが重い。56度で約2g、58度で約7g、60度で約3gです。バランス(振ったときの先の重さ)は、2本とも D4 と公表されています。内蔵のセラミックコアと大きなヘッドの分、重さの配り方が違うと読めます。
7g は小さくありません。ウェッジの中で1本だけ替えると、手で分かる人もいる差です。私の7番アイアンは160ヤード(筆者の実測)。そこから PW・ウェッジへとフルショットの距離を刻むので、ウェッジの重さがそろっていることは外せない条件です。58度だけ Hi-Toe 5 にするなら、店で MG5 の56度と続けて振って、重さの違和感がないか確かめてから決めてください。
ロフト別のバウンス:Hi-Toe 5 は58度に2種類、MG5 は56〜60度に4〜5種類
バウンスは、ソールの出っ張りの角度です。大きいほど砂や芝に潜りにくく、小さいほどフェースを開いて使いやすくなります。
| ロフト | Hi-Toe 5(店頭品) | Hi-Toe 5(カスタムのみ) | MG5 |
|---|---|---|---|
| 56度 | ATW 14度 | ATS 10度 | SB 12度/SC 10度/LB 8度/HB 14度/TW 12度 |
| 58度 | ATV 11度/ATX 12度 | ATS 10度/ATC 8度 | SB 11度/SC 9度/SX 11度/LB 8度/HB 12度 |
| 60度 | ATW 14度 | ATS 10度/ATV 11度/ATX 12度/ATC 8度 | SB 10度/SC 9度/SX 11度/TW 11度(LB 8度・HB 12度はカスタム) |
店頭に並ぶ Hi-Toe 5 は4本だけです。56度と60度はワイドソールの ATW(14度)しかなく、バウンスを選べるのは58度だけ。ここは大きな差です。ほかの組み合わせはカスタム注文になります。
ATW はワイドソールです。フェースを開かずに打つ人やミスへの強さを重視する人向けで、やわらかい芝・深いラフ・バンカーに強いとメーカーは説明しています。ATV は中央をへこませたソールで、構えたときは中〜ハイバウンス、開くとローバウンスのように働く作り。ATX は前・中・後ろで役目を分けたソールです。
フェースを開かない人は、Hi-Toe 5 を買わなくていい
大きな顔と全面の溝。Hi-Toe 5 の強みは、この2つで開いて打つ・トウ寄りに当たる場面を助けることです。フェースを開かずにまっすぐ寄せる人は、その強みを使う場面が少ない。もったいない買い方です。それなら2,200円安い MG5 のほうが、ロフトとバウンスの選択肢も多い。私ならそちらを選びます。
例外は1つ。バンカーが苦手でフェースを開かない人には、56度か60度の ATW(14度)が候補になります。同じ14度は MG5 の HB(56度)にもあるので、形の好みで決めていい部分です。
Hi-Toe 5 がピッタリの人
- 58度や60度をフェースを開いて使うことが多い
- トウ寄りに当たるミスが多い
- 大きな顔のほうが構えて安心できる
- カッパーの見た目が好き
MG5 がピッタリの人
- PW の次から最後の1本まで、同じ顔でそろえたい
- 50度・52度など、56度より立ったロフトが必要
- 左打ち
- フルショットで距離を刻みたい
ヘッドスピードが速い人ほど、ウェッジもフルショットで使う場面が増えます。ドライバー270ヤード(筆者の実測)の私の組み方なら、52〜56度は MG5 で距離をそろえ、最後の58度だけを打ち方で選びます。
商品画像(MG5)
楽天市場/広告テーラーメイド MG5 ウェッジ
商品画像:楽天市場(広告)。画像を押すと楽天市場の販売ページに移ります。Hi-Toe 5 は、楽天市場で日本仕様の出品が見つからなかったため画像を載せていません(2026年9月18日)。
よくある質問
Hi-Toe 5 の発売日はいつですか?
テーラーメイドのニュースリリース(2026年8月14日)では、2026年9月4日(金)発売予定です。媒体によっては9月3日と書かれています。価格は税込31,900円です。
Hi-Toe 5 と MG5 の打感は違いますか?
素材の表記は Hi-Toe 5 が 8620、MG5 が S25C で違いますが、どちらも軟鉄の鍛造です。テーラーメイドは、Hi-Toe 5 を MG5 と同じく鍛造にしたことで、打感をそろえたと説明しています。
Hi-Toe 5 に左打ち用はありますか?
公式リリースでは、Hi-Toe 5 にレフトハンドの展開はありません。MG5 には左打ち用があります。
Hi-Toe 5 のフェースはサビますか?
サビます。フェースはメッキをしない RAW 仕様で、出荷時の保護フィルムをはがすとサビが出るとメーカーが書いています。性能には影響しないとのことです。MG5 も同じ RAW フェースです。