ゴルフスクールの選び方通う前に自分のクラブを量る。体験のときに聞く3つの質問
更新:2026年9月23日広告を含みます
同じ「S」と書かれたシャフトでも、重さは47gから82gまで開きます。35gの差。500円玉7枚ぶんです。
スクールを選ぶとき、たいていは料金と場所で比べます。それでいいのですが、持っていくクラブのほうは、たいてい誰も見ていません。習う内容は比べても、道具が体に合っているかを確かめてから通う人は多くありません。この記事では、通う前に自分で確かめられることを書きます。費用はかかりません。
ギアオタクの本命
体験レッスンに、いま使っているクラブを持って行く(費用0円) 貸クラブで受けると、体験は気持ちよく終わります。でも、あなたが次に握るのは自分のクラブです。自分のクラブで見てもらって、「この長さと重さで合っていますか」と一度聞く。ここに答えてくれる場所かどうかが、いちばん分かりやすい選び方です。
この記事の内容
結論
スクールは、料金と通いやすさで9割決めていい。残り1割を、道具を見てくれるかどうかで決めてください。
習う内容は、どこでも大きくは変わりません。差が出るのはそこではなく、合わない道具に気づいてくれるかどうかのほうです。長さが1インチ長い、総重量が50g軽い。そういうクラブで習うと、人は無意識に手元でつじつまを合わせます。その動きごと身についてしまう。
まだクラブを持っていない人は気楽です。貸クラブのあるスクールで2、3か月振ってから買えばいい。合わないものをつかむ心配がありません。
合わない道具で習うと、習った動きが残らない
よく言われます。筋は通っている。続かなければ意味がないので、通いやすさが大事なのはそのとおりです。
ただ、続いたのに変わらない人もいます。半年通って、球がほとんど同じ。そういう話を工房で聞きます。年に何回か。
クラブが長すぎたり軽すぎたりすると、体はそれに合わせます。長ければ前傾を起こし、軽ければ振り急ぐ。本人は直したつもりの動きをしているのに、道具のほうが別の動きを要求してくる。合わせ続けた結果、そのつじつま合わせが動きとして定着します。
逆の言い方をすると、道具が合っているほど、レッスンで教わった中身はそのまま残ります。月謝が同じなら、残るほうがいい。それだけです。
通う前に量る4つの数字
道具屋に行かなくても、家と練習場でここまで分かります。用意するのはメジャーとキッチンのはかり。それだけです。
| 量るもの | やり方 | 何と比べるか | ずれていたときに出る症状 |
|---|---|---|---|
| 7番アイアンの長さ | グリップの端からソールの先まで、メジャーを当てて測る | そのモデルのメーカー公式スペック表 | 長すぎると手元が浮く、短すぎるとダフる |
| 総重量(7番アイアン1本) | キッチンのはかりに置く | 公式スペック表の値、または今まで使っていたクラブ | 軽すぎると振り急ぐ、重すぎると後半に振り遅れる |
| ソールの削れ | 打ったあとのアイアンの底を見る | トゥ側(先)かヒール側(根元)に偏っていないか | 片側だけ削れていればライ角が合っていない目安 |
| グリップの状態 | 指で押して、表面が硬くなっていないか触る | 新品のグリップの弾力 | すべるので握りが強くなり、手首が使えなくなる |
4つのうち、私が最初に見るのは総重量です。長さもライ角も、重さが合っていなければ意味を持ちません。重さが土台です。同じ「S」でも47gから82gまであるという話は、シャフトの硬さ S と R の違いに書きました。記号は最後に見るものです。
書き出した4つは、紙でもスマホのメモでもいいので、体験レッスンに持って行ってください。口で説明するより早い。数字は、初めて会う相手にも同じ意味で伝わります。
ギアオタクの目:ライ角1度で動くのは、160ヤードで1.6ヤード
ライ角を1度変えると、フェースの向きは約0.6度動きます(ロフト30度の7番アイアンの場合)。160ヤード先で約1.6ヤード。小さい。
この小ささが、道具の役割をよく表しています。ライ角は、曲がりを直す道具ではありません。当たりを整える道具です。ソールが片側から入ると、フェースは地面の抵抗で向きを変えられ、打点も散ります。そこをそろえるのがライ角の仕事です。
だから私は、レッスンの代わりにライ角調整をすすめることはしません。順番が逆だからです。動きが変われば、合うライ角も変わる。習い始めたばかりの人が先に調整してしまうと、たいてい3か月後にもう一度やり直すことになります。
先に触っていいのは、動きが変わっても変わらないところ。すり減ったグリップの交換と、重すぎる・軽すぎるクラブの入れ替えです。ここは通いながらでも直せます。
体験レッスンで聞く3つの質問
- 「このクラブの長さと重さは、私に合っていますか」 答えが返ってこなくても、それで悪いスクールとは限りません。ただ、返ってくる場所のほうが遠回りは少ないです。
- 「今の私には、どこを直すのが先ですか」 直す順番を言えるかどうか。全部をいっぺんに言われると、次の練習で何をすればいいか分からなくなります。
- 「何回くらいで、何が変わりますか」 言い切れないのがふつうです。それでも「まず握りと向きから」のように、変わる中身を話してくれる場所を選びます。「必ず何打縮まる」と言い切る相手のほうを、私は疑います。
もうひとつ、通う形も先に決めておきます。マンツーマンは自分の癖に合わせてもらえるぶん高く、少人数の定額制は安いかわりに見てもらえる時間が短い。週1回を半年続けられるか。この一点で選ぶと、だいたい外しません。
通っていい人と、まだ通わなくていい人
通うと効きやすい人
- 狙いからの横のズレが平均10ヤードを超えている(道具では埋まりません)
- 打点がフェースの上下左右にばらけている
- クラブを握るのが月2回以上ある
- まだクラブを買っていない(貸クラブのある場所で試せます)
まだ通わなくていい人
- 月に1回しか握らない。習った動きも、合わせた道具も身に残りません
- 横のズレが5ヤード前後で、打点がそろっていて、ソールの削れが片側に偏っている。先に道具を見てもらったほうが安く済みます
- グリップがすり減ったまま。交換が先です。数千円で、握りの力みが変わります
切り分けの手順はレッスンとクラブ、どっちが先かに書きました。横のズレをヤードで数えるだけなので、練習場で10球打てば済みます。
実際に払う金額(公式の数字・2026年9月23日確認)
金額は先に見たほうがいい。ここに書くのは、各社が公式ページに文字で出している数字だけです。画像の中にしかない金額は、読み取れないので書きません。
RIZAP GOLF は、マンツーマンで通うタイプです。公式のプラン・料金ページでは、BASICプランが全16回(2ヶ月)〜でコース料金382,800円、入会金55,000円。PRIMEプランはコース料金154,000円〜に、プラン登録料495,000円が加わります。分割の例は、最大60回払いで月々11,500円〜(総額692,862円)。初回利用日から30日間の全額返金保証があり、対象はコース代金です。いきなり申し込まなくても、60分3,300円の「体験レッスン付きゴルフ力診断」があります(体験は返金保証の対象外)。この3,300円の回に、さっきの4つの数字を持って行く。いちばん無駄がありません。
体験レッスン付きゴルフ力診断(60分3,300円)と無料カウンセリングの申し込みはこちら:RIZAP GOLF
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サンクチュアリゴルフは初心者専用のスクールで、公式サイトには25店舗が載っています(東京・神奈川・埼玉・千葉と、茨城のつくば)。よくある質問のページに、クラブとシューズは無料レンタルと書かれています(シューズを借りるには靴下が要ります)。グローブは、同じページの別の場所に「店頭にて1,100円(税込)で販売」という記載もあるので、店舗で確かめてください。クラブを持っていない人が、買う前に2、3か月振ってみる使い方ができます。
料金表が画像で作られていて、月会費を文字で確認できませんでした。書けません。キャンペーンの表示は、公式トップが「初月0円・入会金半額」、池袋駅前店のページが「入会金0円(30,000円税別お得)」でした(どちらも9月23日確認)。ページによって違うので、通う店舗のページで見てください。
店舗と料金を見る:【サンクチュアリゴルフ】
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どちらも私が通った場所ではありません。ここに出したのは、各社が公式に公開している数字と条件だけです。高いと感じたなら、その感覚は正しい。横のズレが10ヤード以内で、打点がそろっていて、ソールの削れが片側に偏っている人なら、工房でのライ角調整のほうがずっと安く済みます。
お金のかからない順にやる
- 0円:4つの数字を量って書き出す。練習場で10球打って、横のズレを数える
- 数千円:すり減ったグリップを交換する。握りの力みは、ここで変わることがあります
- 3,300円:体験レッスンを1回受ける。自分のクラブを持って行き、3つの質問をする
- 月謝:通うと決めたら、週1回を半年。ここまでで動きが変わります
- そのあと:ライ角や長さの調整。動きが落ち着いてからのほうが、合わせ直しが要りません
順番が逆になると、どこかでやり直しが出ます。私が工房で見てきたのは、たいていその「やり直し」のほうでした。
よくある質問
ゴルフスクールはどうやって選べばいいですか?
料金と通いやすさで大半を決めてかまいません。差が出るのは、自分のクラブを見てくれるかどうかです。体験レッスンにいま使っているクラブを持って行き、「この長さと重さは合っていますか」と聞いてみてください。週1回を半年続けられる場所かどうかも、先に考えておくと外しません。
レッスンに自分のクラブを持って行ったほうがいいですか?
持っている人は持って行ってください。貸クラブで受けると、そのときは気持ちよく終わりますが、次に握るのは自分のクラブです。長さ・総重量・ソールの削れ・グリップの状態の4つを書き出して持って行くと、口で説明するより早く伝わります。まだ買っていない人は、貸クラブのあるスクールで2、3か月振ってから買うほうが安全です。
クラブが自分に合っているかは、どうやって確かめますか?
家でできるのは、7番アイアンの長さをメジャーで測ることと、キッチンのはかりで総重量を量ることです。比べる相手は、そのモデルのメーカー公式スペック表。中古で買ったクラブは前の持ち主が長さやライ角を変えていることがあるので、公表値と違えばそこが手がかりになります。練習場では、ソールの削れがトゥ側かヒール側に偏っていないかを見ます。
ライ角の調整は、レッスンの前と後のどちらがいいですか?
後です。動きが変われば合うライ角も変わるので、習い始めに調整すると3か月後にもう一度やり直すことになります。ライ角を1度変えてもフェースの向きは約0.5度、160ヤード先で約1.4ヤードしか動きません(ロフト30度の7番アイアンでの計算)。先に触っていいのは、すり減ったグリップの交換と、重すぎる・軽すぎるクラブの入れ替えです。