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新製品ガーミン Approach S72 の発売日・価格と、S70 から変わった所10月22日発売のゴルフ用GPSウォッチを、前作 S70・S50 と公式の数字で並べた
更新:2026年10月8日広告を含みます
ガーミンの Approach S72 は、47mmが2026年10月22日(木)発売。価格は128,000円(税込)です。43mmは11月上旬で、値段は同じ。
前作の S70 は、発売のとき99,800円でした。28,200円上がっています。
で、何が増えたのか。公式のリリースを頭から読むと、グリーンまでの距離の話はほとんど出てきません。増えたのは心拍、スイング、パットの記録でした。
平均72・ベスト68、ふだんクラブの作りばかり調べているギアオタクとして、S70 と S50 に公式の数字だけで並べました。腕時計に12万円を出すか、半額の S50 で止めるか。そこを決められます。
ギアオタクの本命
ラウンドのあとに記録を開く人だけ、S72。 距離計はグリーンまでの数字を出す道具ですが、S72 が前作に足したのは別の仕事です。打っている間の心拍、手の速さ、パットを左右どちらに外したか。どれも、ラウンドが終わってから読む数字です。読まない人の腕では、S72 は128,000円の距離計になります。距離を出す仕事なら、67,800円の S50 もやります。記録を見返して次の練習を決める人には、手首の1台で心拍からパットまで残る S72 が、いまのガーミンでいちばん材料の多い時計です。
Approach S72 と、比べる S70・S50 の値段楽天市場・2026年10月8日 10:22 時点
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この記事の内容
結論
先に足切りを2つ。
S70 を持っている人。距離を見るために買い替える理由は、公式の数字からは見つかりません。画面の大きさも電池の持ちも47mmどうしで同じです。
競技に出る人。高低差と推奨クラブは、ゴルフ規則でラウンド中に使えない情報です。S72 でも設定で切って使うことになります。
もう1つ。新しい機能のうち、グリーンの読みとパットの分析、航空写真は有料の会員が要ります。本体の128,000円とは別のお金です。
47mmは10月22日、43mmは11月上旬。どちらも128,000円
ガーミンジャパンが2026年10月7日に出したリリースの数字です。予約は10月15日(木)から。
| 項目 | Approach S72 47mm | Approach S72 43mm |
|---|---|---|
| 発売日 | 2026年10月22日(木) | 2026年11月上旬 |
| 価格(税込) | 128,000円 | 128,000円 |
| 大きさ | 47×47×13.5mm | 43×43×12.93mm |
| 重さ | 48g | 41g |
| 画面 | 1.4インチ・454×454 | 1.3インチ・416×416 |
| 電池(ふだん使い) | 約16日間 | 約10日間 |
| 電池(ゴルフ) | 約20時間 | 約15時間 |
| 色 | Black / Red、Fog Gray / Citron | Pebble Gray / Heritage Bronze、French Gray / Blush Pink |
| 枠・ガラス | チタン・サファイアクリスタル | チタン・サファイアクリスタル |
| 保存できる容量 | 64GB | 64GB |
小さいほうが安い、ではありません。同じ値段です。
差が出るのは電池。47mmはゴルフで約20時間、43mmは約15時間です。1ラウンドを5時間と置くと、4回と3回(筆者の計算)。泊まりで2日続けて回る人は、どちらでも足ります。充電を忘れがちな人は47mmのほうが気が楽です。
コースは全世界で43,000以上が入っている、とガーミンは説明しています。防水は5ATM(50m防水)。雨の日もそのまま使えます。
S70 より8g軽く、28,200円高い。電池の持ちは同じ
前作の Approach S70(2023年5月31日発売)と、1つ下の S50(2025年1月30日発売)を並べます。大きさをそろえるため、S72 と S70 は47mmどうしです。
| 項目 | S72 47mm | S70 47mm | S50 |
|---|---|---|---|
| 価格(税込・発売時) | 128,000円 | 99,800円 | 67,800円 |
| 重さ | 48g | 56g | 29g |
| 大きさ | 47×47×13.5mm | 47×47×14mm | 43×43×12.5mm |
| 画面 | 1.4インチ・454×454 | 1.4インチ・454×454 | 1.2インチ・390×390 |
| 電池(ふだん/ゴルフ) | 約16日/約20時間 | 約16日/約20時間 | 約10日/約15時間 |
| 枠 | チタン | セラミック | アルミニウム |
| ガラス | サファイアクリスタル | Gorilla Glass 3 | Gorilla Glass 3 |
| 保存できる容量 | 64GB | 16GB | 4GB |
軽い。大きいほうどうしで比べて8g減り、厚みも0.5mm薄くなりました。そのかわり値段は28,200円上がっています(差はどれも筆者の計算)。
目を引くのは、変わっていない所。
画面は同じ1.4インチ。点の数も同じ。電池まで同じで、ふだん使いが約16日、ゴルフが約20時間です。画面を見て距離を知る、という使い方だけに絞るなら、S70 と S72 は数字の上で見分けがつきません。
軽くなった理由は、枠の素材です。セラミックからチタンに替わりました。ガラスはサファイアクリスタルで、ガーミンは「傷に強い」と説明しています。どちらもこのシリーズで初めて、とのこと。
バンカーの砂やカートの金具にぶつける道具なので、ここは素直にうれしい変更です。
小さいほうは、S70 が42mmで、S72 は43mmになりました。44gから41gへ、3g軽くなっています。画面の表記は1.2インチから1.3インチに増えましたが、公式の直径は32.02mmと32.45mm。0.43mmの差です(筆者の計算)。見た目で分かるほどの差ではありません。
こちらの値上がりは34,200円。大きいほうより幅があります。
S50 との差は60,200円。
重さは S50 が29gで、S72 の小さいほうと比べても12g軽い。軽さだけで決めるなら、いちばん安い S50 の勝ちです。
増えたのは距離ではなく記録。心拍・スイング・パット
リリースの「新機能・アップデート」を上から拾うと、こうなります。
- ゴルフ時の身体データ。新しい心拍計でラウンド中の心拍を取り続け、あとでプレーの内容と並べて振り返る。
- スイング指標。手の速さ(ハンドスピード)、トップの位置、切り返しの角度、手首の回り方を、練習場でもラウンド中でも測る。
- グリーンリーディング。カップまでの距離に加えて、傾きの向きと傾斜率を出す。
- パッティング分析。左右どちらに外すか、強いか弱いかを、9種類の傾斜のパターン別に集計する。
- 航空写真表示。ホール全体を実写の画像で見る。
5つのうち、打つ前に役に立つのは3と5。2つだけです。残りの3つは、打ち終わってから読む数字になります。
記録の時計。
ここが S72 の性格だと私は読みました。距離計は「いま何ヤードか」を答える道具です。S72 が足したのは「さっきの自分はどうだったか」。同じ手首に付いていても、別の仕事です。
だから、効く人と効かない人がはっきり分かれます。
スイング指標は手首の動きから出す数字で、クラブのヘッドやボールを直接測っているわけではないので、ヘッドスピードやスピン量が知りたい人にとっては、時計ではなく弾道測定器の仕事になります。手の速さやトップの位置が毎回そろっているか。そこを見たい人の道具になります。精度がどの程度かは、公式に数字が出ていません。
もう1つ、お金の話。
3・4・5の3つには「Garmin Golf アプリの有料サブスクリプションへの加入が必要」と注記があります。以前からある Green Contour(グリーンの傾斜情報)も同じ扱いで、合わせて4つ。プランは月額か年額です。対応しているコースでしか使えない、という条件も付いています。
128,000円を払えば全部使える、とは書かれていません。ここは痛い。買う前に知っておいたほうがいい所です。
細かい所では、スピーカーとマイク、LED のライト、ロストボールを探す3分のタイマーが付きました。3分は、ゴルフ規則が決めている捜索の時間です。タイマーを押せば、終わりを振動で知らせてくれます。地味ですが、後ろの組を待たせない道具としては筋がいい。
競技では、高低差と推奨クラブは使えない
高い時計ほど、機能が多い。そして機能が多いほど、競技で切るものが増えます。皮肉です。
ゴルフ規則4.3aは、ラウンド中に使ってよい情報を分けています。
- 距離や方向の情報を得ること。これは認められる。
- 高低差を計測すること。認められない。
- 球の位置をもとに、推奨されるプレーの線やクラブ選択の情報を機器から得ること。認められない。
- 心拍などを、ラウンド後に使うために記録すること。認められる。ラウンド中に計測した数字をその場で使うのは、認められない。
S72 に当てはめます。
前・中央・奥までの距離は使える。高低差を入れた PlaysLike 距離と、おすすめのクラブを出すバーチャルキャディは、競技では使えない側です。心拍は、ガーミン自身が「ラウンド後に振り返る」機能として説明しています。規則の線と合っています。
グリーンリーディングはどうか。
傾斜率の表示がどちらに入るかは、規則の本文だけでは私には言い切れません。競技に出る人は、使う前に競技の委員会に確かめてください。
公式の仕様には「トーナメントモード」があります。ピンポインターについても、リリースに「競技の際にはオフにできます」と書かれています。切る手段はある。ただ、切ったあとに残るのは距離と記録だけです。
月例やクラブ競技が中心の人ほど、S72 の128,000円のうち使える部分は小さくなります。
買う前に、直近3ラウンドのミスを数える

時計の前に、自分のミスを数えます。直近3ラウンドのスコアカードを出して、グリーンを外したホールに印を付ける。外した理由を「ショート・オーバー」「左右」に分けるだけです。0円。
- ショートとオーバーが多い。距離の読みがずれています。必要なのは正しい距離で、記録の機能ではありません。S50 か、レーザーの距離計で足ります。
- 左右に外すほうが多い。距離は合っています。曲がりはショットの問題なので、どの時計を買っても変わりません。
- そもそも数えられない。どこでどう外したか覚えていない人です。記録を自動で残す道具が効くのは、この形。S72 の候補になります。
1の人に、仮の例を1つ。
私の7番は160ヤードです(筆者の実測)。グリーンの手前まで150ヤード、奥まで180ヤードのホールがあったとします。番手ごとの差を10ヤードと置くと、手前に合わせるなら8番、奥なら5番。3番手ちがいます(筆者の実測をもとに計算した目安。ホールの数字は仮のものです)。
ピンまでの1つの数字より、前と奥の2つの数字のほうが番手を決めやすい。GPS の時計が得意なのはここで、S50 でも同じ3つの距離が出ます。
2の人は、道具より先に曲がりの原因です。クラブの側か動きの側かは、レッスンとクラブ、どっちが先かで切り分けを書きました。
レーザーと腕時計のどちらが合うかは、距離計のおすすめランキングに5台の重さと価格を並べてあります。
S72・S70・S50 のどれを選ぶか
Approach S72。記録を見返す人の1本
3本の中で、ラウンドの材料がいちばん多く残るのが S72 です。心拍、スイング、パットの外し方まで、手首の1台で取れる。48gという軽さも、チタンの枠とサファイアのガラスも、ゴルフの日だけでなく毎日着ける道具として良くできています。
私が選ぶなら47mmです。値段が同じなら、電池が5時間長いほうを取ります。
こんな人にピッタリ
- 月に2回以上回って、ラウンド後にアプリで記録を開く
- パットを左右どちらに外すか、数字で知りたい
- ふだんも着けて、心拍や睡眠まで1台で見たい
選ばない方がいい人
- 距離が分かれば十分な人
- 月例やクラブ競技が中心で、高低差や推奨クラブを切って使う人
- 本体のほかに会員の料金を払いたくない人
Approach S70。画面と電池が同じ前作
画面も電池も、47mmなら S72 と同じです。違いは枠とガラス、8gの重さ、心拍計の世代、それに新しい記録の機能。
悪くない。
S72 が出たあとに値段が動くなら、距離とコースの地図が目当てで、スイングや心拍の記録までは求めていない人には筋のいい選び方になります。いまの値段は下の箱で見てください。
こんな人にピッタリ
- 大きい画面でコースの地図を見たい
- スイングや心拍の記録までは要らない
選ばない方がいい人
- 傷が気になる人(ガラスは Gorilla Glass 3)
- 8gの差が気になる人
Approach S50。距離が分かればいい人
29gで67,800円。3本でいちばん軽く、いちばん安い。前・中央・奥の距離を出す仕事は、これで足ります。
S72 との差額は60,200円。その使い道がほかに決まっている人は、そちらが先です。
こんな人にピッタリ
- はじめて腕時計型を買う
- 着けていることを忘れる軽さがいい
選ばない方がいい人
- 大きな画面が欲しい人(1.2インチ)
- 充電の回数を減らしたい人(ゴルフで約15時間)
128,000円を払わなくていい人
- グリーンを外す理由が、左右の曲がりの人。時計は球を真っすぐにしません。
- S70 を持っていて、距離と地図に不満が無い人。そこは同じです。
- ラウンド後にアプリを開かない人。新しい機能の大半は、開いて初めて意味が出ます。
- 競技が中心の人。切って使う機能にお金を払うことになります。
1つでも当てはまったら、見送り。
お金のかからない順に並べます。スコアカードでミスを数える(0円)。いま持っている距離計で1か月、前と奥の距離を見る癖を付ける(0円)。それで足りなければ S50(67,800円)。記録まで欲しくなったら、S72。
発売は10月22日から。
店の値段と第三者の計測が出たら、スイング指標の数字がどこまで当てになるかも含めて、この記事に答え合わせを書き足します。
2026年のほかの距離計と並べたい人は最新の距離計 2026へ。今月と来月に出るほかの新作はゴルフクラブの発売日カレンダー2026にまとめています。
あなたは、前のラウンドでグリーンを何回外したか、言えますか。
更新履歴
よくある質問
Approach S72 の発売日と価格は?
47mmは2026年10月22日(木)発売で、予約は10月15日から。43mmは11月上旬の予定です。価格はどちらも128,000円(税込)です(2026年10月8日、ガーミンジャパンのプレスリリースで確認)。
Approach S70 との違いは何ですか?
47mmどうしで、重さが56gから48gに、枠がセラミックからチタンに、ガラスがサファイアクリスタルに、容量が16GBから64GBに変わりました。心拍の記録、スイング指標、グリーンリーディング、パッティング分析などが加わっています。画面(1.4インチ)と電池の持ち(約16日・ゴルフ約20時間)は同じです。発売時の価格は28,200円上がりました。
有料の会員にならないと使えない機能はありますか?
あります。グリーンリーディング、パッティング分析、航空写真表示、Green Contour(グリーンの傾斜情報)の4つは、Garmin Golf アプリの有料サブスクリプションへの加入が必要と公式に書かれています。グリーンの機能は、対応しているコースだけで使えます。
Approach S72 は競技で使えますか?
距離を見る使い方はできます。ただしゴルフ規則4.3aは、高低差の計測と、機器から推奨クラブなどの情報を得ることをラウンド中は認めていません。該当する機能を切って使います。公式の仕様にはトーナメントモードがあります。競技ごとの決まりは委員会に確かめてください。