ギアオタクの本命シャフト「本命」と呼ぶ条件を先に公開し、2026年9月時点で条件を満たした4本を認定する
更新:2026年9月16日広告を含みます
このサイトでは、記事ごとに「ギアオタクの本命」を1本挙げてきました。ただ、ちょっと気軽に使いすぎたかもしれません。そこで本命と呼ぶ条件を、先に全部公開します。
判定の根拠は、メーカー公式のスペック表です。ギアオタクの目で、重さ・トルク・手元の太さを読んで決めました。だから条件は5つとも、あなたが公式サイトを開けば同じように確かめられます。検算できない「本命」は、私が書きたくないからです。
迷ったらまずこれ
フジクラ SPEEDER NX WHITE(49,500円) 40・50・60・70の4段階がすべて同じ設計で、46.0gから74.0gまで重さだけを動かせます。4本の中でいちばん「合わせ直し」が効くシャフトです。
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この記事の内容
結論
本命の条件は5つ。重さが3段階以上そろっている、公式表にフレックスごとの重さ・トルク・手元の太さが載っている、同じ重さ帯でフレックスを変えたとき何が変わるか数字で読める、価格が公式に明記されている、誰向けかが数字で分かる。
2026年9月16日時点で5つを満たしたのは、SPEEDER NX WHITE、TOUR AD VF、TENSEI 1K Pro Orange RIP+、26 VENTUS TR の4本です。
三菱ケミカル Diamana GT は、重さの段階では4本より上でしたが、公式サイトで価格を確認できず、今回は認定を見送りました。
本命と認める条件は、この5つ
シャフトは、同じ名前でも重さ・硬さ・調子の組み合わせで別物になります。だから私は「このモデルが良い」とは言いません。自分に合う1本へ、数字でたどり着けるモデルかを見ます。
- 重さが3段階以上、同じ設計でそろっている。合わなかったとき、性格を変えずに重さだけ動かせるからです。
- 公式表に、フレックスごとの重さ・トルク・手元の太さ(バット径)が載っている。中身を数字で読めないシャフトは、合わせようがありません。
- 同じ重さ帯でフレックスを変えたとき、何が変わるかが数字で読める。R から S にして重くなるのか、ねじれにくくなるのか。
- 価格が公式に明記されている。比べる材料がそろわないものは、すすめられません。
- 誰向けかが、数字で分かる。R の有無、重さの下限、調子の表記で、対象の人がはっきりしていること。
逆に、ここに「飛ぶ」「つかまる」は入れていません。ヘッドとスイングで結果が変わる話を、シャフトの条件にはできないからです。硬さの記号 S・R に共通の基準がない話はシャフトの硬さ S と R の違いに書きました。
条件を満たした4本(公式スペック表の値)
| シャフト | 重さの段階 | 重さの幅 | フレックス | トルク | 調子 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| フジクラ SPEEDER NX WHITE | 4段階(40〜70) | 46.0〜74.0g | R2・R・SR・S・X | 5.4〜2.9度 | 先中 | 49,500円 |
| グラファイトデザイン TOUR AD VF | 4段階(VF-4〜7) | 46〜77g | R2・R1・SR・S・X・TX | 5.6〜3.0度 | 中元 | 49,500円 |
| 三菱ケミカル TENSEI 1K Pro Orange RIP+ | 4段階(50〜80) | 51〜88.5g | R・S・X・TX | 4.9〜2.8度 | 中元(MID-HIGH) | 55,000円 |
| フジクラ 26 VENTUS TR(BLUE・RED・BLACK) | 3〜4段階(色で異なる) | 60.5〜87.5g | R・S・X(色で異なる) | 3.6〜2.6度 | BLUE 中元/RED 先中/BLACK 元 | 55,000円 |
本命1 SPEEDER NX WHITE:重さだけを動かせる、いちばん素直な1本
4本の中で、私がまず人に渡すならこれです。理由は単純で、合わなかったときの逃げ道がいちばん多いから。
40番台から70番台まで、トルクは5.4度、4.7度、3.7度、2.9度と、重くなるほど素直に小さくなります。50番台の中では R が51.5g、S が54.5g、X が56.0g。手元の太さは R 15.20mm から X 15.35mm まで0.05mm刻みです。フレックスを1つ上げると何が起きるのか、表を見ればそのまま分かります。
弱点もはっきりしています。R があるのは40番台と50番台だけで、60番台は SR から、70番台は S からです。60g台を R で使いたい人には、このモデルは選べません。また先中調子なので、球が高すぎて困っている人には向きません。
こんな人にピッタリ
- いまのシャフトの重さから、±10gで合わせ直したい
- 球が上がりにくく、つかまりも少し欲しい
- 最初のカスタムシャフトで、失敗の幅を小さくしたい
- 50g台で R・SR・S を比べてみたい
本命2 TOUR AD VF:フレックスを変えても、ねじれ方が変わらない
TOUR AD VF の表でいちばん好きなのは、同じ重さ帯の中でトルクが全フレックス共通なところです。VF-5 なら R2 も S も X も4.3度、VF-6 なら SR から TX まで3.3度。
つまり硬さを上げても、ねじれ方は同じ。「S にしたら急につかまらなくなった」という変化が起きにくい作りです。フレックスで迷う人ほど、この性質はありがたいと思います。重さは VF-4 の46gから VF-7 の77gまで4段階。日本製で、公式表にはチップ側の平行部の長さまで載っています。
弱点は調子です。全モデル中元調子なので、球が上がりにくい人が軽いモデルを選んでも、上がりやすさを期待するシャフトではありません。また VF-4 は S までで、X がありません。
こんな人にピッタリ
- フレックスを変えても、方向性は変えたくない
- 中元調子の手元寄りのしなりが好き
- 70g台(VF-7 S 74g)まで重さを上げる可能性がある
- 日本製にこだわりたい
本命3 TENSEI 1K Pro Orange RIP+:重さの幅が4本でいちばん広い
51gから88.5gまで。重さの幅は4本の中で最大で、50番台と60番台には R もあります。軽いほうでも重いほうでも、同じ設計の中で探せるのが強みです。
三菱ケミカルは、先端のねじれを抑える「RIP+テクノロジー」と、手元を重くしたカウンターバランス設計で、軽い振り心地を狙ったと説明しています。前作 TENSEI Pro Orange 1K と60S同士で比べると、69g・トルク3.0度から、64g・3.6度へ。軽く、少しねじれやすくなりました。
弱点は、手元が重い設計そのものです。同じ長さ・同じヘッドで組むと、振ったときにヘッドの重さを感じにくくなります。ヘッドの効きがほしい人には、組むときに調整が要ります。前作を気に入っている人が同じつもりで買うのも、おすすめしません。数字の上では別物です。
こんな人にピッタリ
- R から TX まで、同じ設計で選びたい
- 80g台の重いシャフトも候補に入れたい
- 手元が重く、軽く振り抜ける感覚が好き
- 前作のオレンジが重い・硬いと感じた
本命4 26 VENTUS TR:同じ重さのまま、調子だけを3種類から選べる
26 VENTUS TR は1本のモデルではなく、BLUE(中元)・RED(先中)・BLACK(元)の3色です。そして5番手は約61g、6番手は69.5g、7番手は79.5gと、色が違っても重さがほぼそろっています。
これが合わせるときに便利です。重さを決めたあと、しなる位置だけを入れ替えて比べられる。4本の中で「調子を選ぶ」ことに向いているのは、このシリーズだけです。BLACK は S と X で重さが同じで、変わるのはトルクだけ。硬さを上げても重くならない作りです。
弱点は下限です。いちばん軽くても60.5g(RED 5 の R)で、50g台はありません。そして BLACK には R がありません。ヘッドスピードが40m/sに届かない人に、この色はすすめません。
こんな人にピッタリ
- 重さは決まっていて、しなる位置を比べたい
- 60〜80g台を使う
- 球の高さを調子で調整したい(RED で上げる、BLACK で抑える)
- 硬さを上げても重さは変えたくない(BLACK)
なぜこの順番なのか
4本はどれも条件を満たしています。そのうえで、合わなかったときに合わせ直せる手段の多さで、順番を付けました。売れている順ではありません。
| 順位 | モデル | この順位にした理由 |
|---|---|---|
| 本命1 | フジクラ SPEEDER NX WHITE | 重さは40番台から70番台の4段階。重くなるほどトルクが5.4度から2.9度へ素直に小さくなり、手元の太さも0.05mm刻み。合わなかったときの逃げ道がいちばん多い。価格も49,500円です。 |
| 本命2 | グラファイトデザイン TOUR AD VF | 同じ重さ帯でトルクが全フレックス共通。硬さを変えても、ねじれ方が変わりません。本命1に届かない理由は、全モデルが中元調子で、球の上がりやすさを足す手段が無いこと。 |
| 本命3 | 三菱ケミカル TENSEI 1K Pro Orange RIP+ | 重さの幅は51gから88.5gで、4本の中で最大。3番目にした理由は、手元が重い設計で、組むときに調整が要ること。価格も55,000円で、上の2本より5,500円高い。 |
| 本命4 | フジクラ 26 VENTUS TR | 同じ重さのまま調子を3種類から選べるのは、このシリーズだけ。4番目にした理由は、50g台が無く、BLACK に R が無いこと。合う人の幅が、4本の中でいちばん狭い。 |
観点が変われば、順位も変わります。自分がどの観点を先に見るかで、読み替えてください。
4本の商品画像
楽天市場/広告SPEEDER NX WHITE
楽天市場/広告TOUR AD VF
楽天市場/広告TENSEI 1K Pro Orange RIP+
楽天市場/広告26 VENTUS TR BLACK
商品画像:楽天市場(広告)。画像を押すと楽天市場の販売ページに移ります。
本命にしなかったシャフトと、その理由
三菱ケミカル Diamana GT:重さの段階は最多。でも価格が確認できなかった
重さは40番台から80番台まで5段階、46gから85.5gまで。段階の数だけなら、今回認定した4本のどれよりも多いシャフトです。50番台は R も SR も S も56.5gで、重さを変えずに硬さだけを選べる、面白い作りでもあります。
それでも見送ったのは、2026年9月16日に三菱ケミカル公式サイトの製品ページで価格の記載を確認できなかったからです。条件4つ目に届きませんでした。性能の良し悪しで落としたわけではありません。価格が確認できたら、同じ条件でもう一度判定します。
このリストは、条件を変えずに更新します
新しいシャフトが出たら、同じ5つの条件で判定して追記します。条件のほうを動かして、好きなシャフトを滑り込ませることはしません。
もう一つ正直に書いておくと、ここで認定したのは「数字で合わせにいける」シャフトです。あなたに合うかどうかは、最後はヘッドとスイングで決まります。本命4本のどれかを選んだら、いまのクラブと重さを比べ、ショップで振動数(1分あたりの揺れの回数)を測ってもらってください。数字がそろえば、試打の1球目から比べる意味が出てきます。
2026年に出たシャフトの一覧は最新シャフト 2026、55,000円の2本の詳しい比較はTENSEI RIP+ と 26 VENTUS TR BLACK の違いにまとめています。
よくある質問
「ギアオタクの本命」は、何を根拠に選んでいますか?
メーカー公式のスペック表を、ギアオタクの目で読んで決めています。条件は5つとも公式サイトで確認できるものだけにしました。合うかどうかは、最後はヘッドとスイングで決まります。
4本の中で、初めてのカスタムシャフトに向くのはどれですか?
SPEEDER NX WHITE です。40〜70番台の4段階が同じ設計で、R2から X まであり、重さだけを動かして合わせ直せます。ただし60g台を R で使いたい場合は、このモデルに設定がありません。
Diamana GT はおすすめしないということですか?
性能で落としたわけではありません。重さの段階は5つで最多です。2026年9月16日に公式サイトで価格の記載を確認できなかったため、条件の1つに届かず見送りました。価格が確認できたら再判定します。
本命の条件は今後変わりますか?
条件は変えずに、新しく出たシャフトを同じ5つの条件で判定して追記していきます。
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