最新パター 2026平均スコア72のギアオタクが、10機種を素材と構造で見比べて本命を決めました
更新:2026年10月5日広告を含みます
2026年のパターは、ゼロトルク(フェースのねじれを抑えるシャフトの付け方)が各社に広がった年です。オデッセイ・テーラーメイド・L.A.B. Golf に加え、スコッティ・キャメロンも OC を出しました。それでも、平均スコア72の私の本命はゼロトルクではありません。ミズノ M.CRAFT City(6月5日発売・47,300円〜)です。軟鉄を叩いて削り出す、昔ながらの作り。買ったあとにライ角やロフトを合わせやすいので、長く使えます。パターは、ここで寿命が変わると私は見ています。ゼロトルクを試したい人、大型マレットがいい人の1本も、結論に書きました。
ギアオタクの本命
ミズノ M.CRAFT City(47,300円〜) 軟鉄 S25C を鍛造してから削り出し、銅の下地メッキ。やわらかい軟鉄なので、ライ角やロフトを工房で曲げて合わせやすい。私がこれを本命に置いた理由はそこです。ブレード・スクエアバック・ミッドマレット・ウイングマレットの4形状で、ウエイトも交換できます。価格は KYOTO(プラマーネック)で確認した値です。
どこで買うと安いか楽天市場・2026年10月5日 10:17 時点
広告 楽天市場の検索で見つかった、国内の販売店の新品(右利き用)を安い順に並べました。中古・並行輸入品は外しています。価格・送料・在庫は変わります。ロフトやシャフトで値段が違うこともあるので、買う前に販売ページで確かめてください。
ゼロトルクを試すなら
オデッセイ Ai-DUAL Square 2 Square(60,500円) オデッセイのゼロトルクに、硬さの違う2種類の樹脂を重ねた Ai-DUAL インサートを組み合わせたモデル。2026年のゼロトルクの中では手の届きやすい価格です。
大型マレットで真っすぐ引きたい人に
テーラーメイド Spider ZT MAX(69,300円) Spider ZT より約25%大きいヘッドで、重心はフェースから34mm(ZT は25mm)。ヘッド重量379gと、数字をきちんと公表しているのも好感が持てます。
結論
ギアオタクの本命は、ミズノ M.CRAFT City(6月5日・47,300円〜)。軟鉄鍛造の削り出しで、買ったあとにライ角やロフトを合わせやすい作りです。
話題のゼロトルクを試すなら、オデッセイ Ai-DUAL Square 2 Square(60,500円)。大型マレットならテーラーメイド Spider ZT MAX(69,300円)。
とはいえ、パターは形の好みがすべてに勝つクラブです。ヘッド重量と長さを確かめたら、最後は必ず構えて選んでください。
2026年のパター一覧(発売日の新しい順)
| モデル | 発売日 | 価格(税込) | 形 | ヘッド重量 | 素材・特徴(メーカーの説明から) |
|---|---|---|---|---|---|
| オデッセイ TRTL | 2026年8月7日 | 53,900円(Square 2 Square 版 69,300円) | マレット | 公表なし | 4つのソールウェイト、ウレタン+アルミの2層インサート |
| スコッティ・キャメロン Phantom 12 | 2026年7月23日 | 82,500円 | 大型マレット | 公表なし | アルミ+ステンレス(重量の約65%がステンレス) |
| スコッティ・キャメロン Phantom 3.2 | 2026年6月25日 | 82,500円 | ミッドマレット | 公表なし | フェース全面にカーボンスチールのインサート |
| テーラーメイド Spider ZT MAX | 2026年6月12日 | 69,300円 | 大型マレット・ゼロトルク | 379g(STD) | 重心はフェースから34mm |
| テーラーメイド Spider TOUR TORCHED | 2026年6月12日 | 53,900円 | マレット(X・F・V ほか) | 公表なし | ブロンズ系の新色、溝付きインサート |
| ミズノ M.CRAFT City | 2026年6月5日 | 47,300円〜 | ブレード〜ウイングマレット(4形状) | 約365g/約380g | 軟鉄 S25C 鍛造+削り出し、交換式ウエイト |
| オデッセイ DAMASCUS MILLED | 2026年5月15日 | 73,700円 | ブレード・マレット(6種) | 公表なし | 13年ぶりのダマスカス鋼インサート、削り出しボディ |
| L.A.B. Golf LINK.2.1 | 2026年4月下旬 | 99,000円 | ブレード・ゼロトルク | 公表なし | 303ステンレス削り出し |
| PING SCOTTSDALE TEC | 2026年4月9日 | 71,500円 | ブレード・マレット(7種) | 350〜370g | アルミ+ステンレスの複合、PEBAX インサート |
| テーラーメイド SYSTM2 | 2026年3月27日 | 41,800円〜 | ブレード・ミッドマレット(9種) | 公表なし | 304ステンレス(MIM製法)、削り出しフェース |
| オデッセイ Ai-DUAL TRI-BEAM | 2026年3月20日 | 55,000円 | ブレード・マレット(10種) | 公表なし | 三角形のネックで芯を外してもぶれにくい |
| スコッティ・キャメロン PHANTOM(2026) | 2026年3月から順次 | 82,500円 | マレット(9機種) | 公表なし | 全モデルにインサートを入れた |
| L.A.B. Golf DF3i | 2026年2月27日 | 129,800円 | マレット・ゼロトルク | 公表なし(総重量540g) | 6061アルミ鍛造+ステンレスインサート。前作比で初速2% |
| オデッセイ Ai-DUAL / Square 2 Square | 2026年1月23日 | 51,700円/60,500円 | ブレード・マレット | 公表なし | 硬さの違う2種類の樹脂を重ねたインサート |
このほか、2025年発売でいまも最新のものに、スコッティ・キャメロン STUDIO STYLE(82,500円)・OC(90,200円)、テーラーメイド Spider ZT(66,000円、2026年3月から全国販売)、ミズノ M.CRAFT X(61,600円)があります。
ギアオタクの目:買ったあとに調整できるかを見る
1. ヘッド重量を公表しているメーカーは少ない
パターの振り心地を決めるいちばんの数字はヘッド重量ですが、2026年の新作で公表しているのは、テーラーメイド Spider ZT MAX(379g)、PING SCOTTSDALE TEC(350〜370g)、ミズノ M.CRAFT City(約365g/約380g)など一部だけです。
一般的なパターのヘッドは350g前後で、重いほどストロークが安定しやすく、軽いほど距離感を手で出しやすい傾向があります。数字が出ていないモデルは、お店で持ち比べてください。パターの選び方に、重さの比べ方を書いています。
2. ゼロトルクは「シャフトの付け方」で成り立っている
ゼロトルク(ロートルク)のパターは、シャフトを付ける位置と角度を工夫して、ストローク中にフェースが勝手に開いたり閉じたりしにくくしたものです。オデッセイ Square 2 Square、テーラーメイド Spider ZT / ZT MAX、L.A.B. Golf 全般、スコッティ・キャメロン OC(メーカーは「ゼロトルクではなくロートルク」と説明)が該当します。
ギアオタクとして注意したいのは、設計の前提がシャフトの角度にあるので、買ったあとにライ角や長さを大きく変えると、狙った効果が変わりやすいことです。長さやライ角を変えたいときは、自分で工房に持ち込む前に、購入店かメーカーに相談するのが安全です。
3. 素材で「曲げ調整」ができるかが変わる
軟鉄(ミズノ M.CRAFT City の S25C など)やステンレスの一体物は、工房でネックを曲げてライ角やロフトを合わせる作業ができることが多いです。
一方、アルミとステンレスを組み合わせた複合ヘッド(PING SCOTTSDALE TEC、スコッティ・キャメロン Phantom 12、L.A.B. Golf DF3i など)は、曲げて調整することが難しい・勧められない場合があります。こうしたモデルは、買う前に長さとライ角を決めて注文するのが確実です。
主要モデルの特徴(メーカーの説明から)
スコッティ・キャメロン PHANTOM(2026)
2026年版は全モデルにカーボンスチールのインサートを入れ、フェースを深く・トップラインを丸くしました。2024年版はインサートなしの削り出しでした。作りから考えると、打感の方向性は変わった可能性があります。長さは33・34・35インチ、ロフト3.5度、ライ角70度。
2024年版の削り出しの感触が気に入っている人は、名前が同じだからと買い替えず、店頭で両方を打ち比べてから決めてください。
テーラーメイド Spider ZT MAX / SYSTM2
Spider ZT MAX はゼロトルクの大型マレットで、長さ33・34インチのほか、長尺(46インチ)もあります。SYSTM2 は304ステンレスを MIM(金属の粉を固めて焼く)製法で作り、フェースを削り出したモデル。41,800円と、大手の新作パターでは最も安い価格です。
オデッセイ Ai-DUAL / TRTL / DAMASCUS MILLED
Ai-DUAL は、前作 Ai-ONE の「樹脂+アルミ」から、硬さの違う樹脂2層のインサートに変わりました。TRTL はオデッセイのゼロトルクで初めての中型ヘッド。DAMASCUS MILLED は、2013年以来のダマスカス鋼インサートとステンレス削り出しボディの組み合わせです。
PING SCOTTSDALE TEC
アルミのボディにステンレスのソールプレートを組み合わせ、PEBAX インサート。ホーゼルをフェースの後ろに置く「オンセット」のモデルでは、ブレードに近い操作性とマレットのやさしさの両立を狙った、とメーカーは説明しています。長さは31〜36インチまで選べます。
L.A.B. Golf DF3i / LINK.2.1
DF3i は前作 DF3 にステンレスのインサートを足し、ボール初速が2%速くなったとメーカーは説明しています。価格は99,000円→129,800円に上がりました。LINK.2.1 はヒール寄りにシャフトを付けたブレード型のゼロトルクで、前作 LINK.1 の121,000円から99,000円に下がっています。
よくある質問
2026年9月時点で一番新しいパターは?
8月7日発売のオデッセイ TRTL(53,900円、Square 2 Square 版69,300円)です。7月23日にスコッティ・キャメロン Phantom 12 も発売されました。
ゼロトルクパターはどのメーカーから出ていますか?
2026年9月時点で、オデッセイ(Square 2 Square、TRTL Square 2 Square)、テーラーメイド(Spider ZT、Spider ZT MAX)、L.A.B. Golf(DF3i、LINK.2.1 ほか)です。スコッティ・キャメロン OC はメーカーが「ロートルク」と説明しています。
一番安い2026年の新作パターは?
この記事で並べた中では、テーラーメイド SYSTM2 の41,800円です。
PHANTOM の2024年版と2026年版の違いは?
メーカーの説明では、2026年版は全モデルにカーボンスチールのインサートを入れ、フェースを深く・トップラインを丸くしました。2024年版はインサートなしです。