ウェッジのおすすめランキング 2026濡れたときのスピン・選べるバウンス・価格から、私が選んだ3本
更新:2026年10月4日広告を含みます
濡らしてもスピンが1回転も減らなかったウェッジが、15モデルの中に1本だけありました。
この記事は、2026年のウェッジのおすすめランキングです。ゴルフギアを研究しているオタクとして、乾いたときと濡れたときのスピンの数字と、56度で選べるバウンスの数・価格を並べ、私が3本を選びました。良いところは遠慮なくほめます。微妙なところは、微妙と書きます。
ギアオタクの本命
1位:タイトリスト ボーケイ SM11 乾いた状態で6,857回転、濡らして6,860回転。保持率100.0%です。15モデルの中で、これができたのは SM11 だけでした。ここだけは迷いませんでした。文句なしにいい。
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この記事の内容
結論
ウェッジの差は、朝露と雨の日に出ます。だから私は、濡れたときのスピンを先に見ました。その数字で、SM11 は頭一つ抜けています。
この記事で使った海外の計測は米国仕様で、56度・50ヤードの1つの条件です。フェースを開いた打ち方や、バンカーの数字ではありません。
いまのウェッジの溝がまだ立っていて、濡れた日にも止まっている人は、買い替えなくてかまいません。
順位は、濡れたときのスピンを先に見て決めた
見た観点は3つです。濡れたときのスピン、56度で選べるバウンスの数、そして価格。
スピンの数字は、米国の MyGolfSpy が毎年行う比較テスト(弾道測定器 GCQuad、ボールは Pro V1)から取りました。56度で50ヤードを打ち、乾いた状態と濡らした状態を比べた計測です。価格とバウンスは、メーカーの日本公式です。どれも記事の最後に出典を並べています。
なぜ濡れたときなのか。乾いた状態では、15モデルのスピンは6,729〜7,217回転に収まっていて、差は488回転しかありません。ところが濡らすと、差は3,700回転を超えます。いちばん落ちたモデルは、6,801回転が3,130回転になりました。半分以下です。差がつくのは、濡れたときでした。
1位 ボーケイ SM11、2位 PING s259、3位 RTZ 2
商品画像:楽天市場(広告)。画像を押すと楽天市場の販売ページに移ります。
| 順位 | モデル | 乾いたときのスピン | 濡れたときのスピン | 保持率 | 56度で選べるバウンス | 価格(1本・税込) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | タイトリスト ボーケイ SM11 | 6,857回転 | ◎ 6,860回転 | ◎ 100.0% | ◎ 8・10・12・14度 | 29,700円 |
| 2位 | PING s259 | 6,760回転 | 6,389回転 | 94.5% | 10・12・14度 | 33,000円 |
| 3位 | クリーブランド RTZ 2 | 計測なし | 計測なし | 計測なし(前作の RTZ は97.9%) | ◎ 6・8・10・12度 | ◎ 27,500円 |
なぜこの順位なのか
| 順位 | モデル | この順位にした理由 |
|---|---|---|
| 1位 | タイトリスト ボーケイ SM11 | 濡らしても6,857回転が6,860回転で、保持率100.0%。15モデルの中でこれができたのは SM11 だけです。56度のバウンスも4種類から選べます。 |
| 2位 | PING s259 | 保持率94.5%という、実際に測った数字がある。ここが RTZ 2 より上にした理由です。SM11 に届かない理由は、濡れたときのスピンが SM11 より約470回転少なく、価格が3,300円高いこと。 |
| 3位 | クリーブランド RTZ 2 | 27,500円といちばん安く、56度のバウンスは4種類。ただ、RTZ 2 そのものを測った数字がまだありません。確かめられていない分、3位にしました。計測が出たら見直します。 |
乾いた状態ではほとんど差がつかないので、濡れたときのスピンを先に見ました。観点が変われば、順位も変わります。自分がどの観点を先に見るかで、読み替えてください。
1位 ボーケイ SM11:濡れてもスピンが減らなかった
SM11 は、文句なしにいい。乾いた状態の6,857回転が、濡らして6,860回転。減っていない。
ウェッジの差は、朝露と雨の日に出ます。晴れた練習場のマットでは見えません。タイトリストは SM11 で溝の容積を前作より5%大きくしたと説明しています。水の逃げ場を増やした作りと、計測の結果がぴったり合っている。
総合の点も15モデル中3位(8.9点)で、56度のバウンスは4種類から選べます。ほめるところしか見当たらない1本です。前作との違いは、ボーケイSM10とSM11の違いにまとめています。
2位 PING s259:数字は十分。価格は微妙
PING s259 は、保持率94.5%で総合5位(8.6点)。十分に良い数字です。グリップが長く、短く握って距離を落とす打ち方がしやすい作りも、私は好きです。
価格は微妙です。SM11 より3,300円高くて、濡れたときの数字は SM11 に届いていません。56度のバウンスも3種類で、8度がない。PING のアイアンと流れをそろえたい人の1本、という位置づけです。
3位 クリーブランド RTZ 2:安くて選べる。ただ、数字がまだない
クリーブランド RTZ 2 は、27,500円で3本の中でいちばん安く、56度のバウンスが6度から12度まで4種類あります。選べる幅は SM11 と並びます。
ただ、ここは微妙です。2026年9月12日に出たばかりで、RTZ 2 そのものを測った数字がまだありません。表の97.9%は前作の値。期待はできますが、確かめられてはいません。
順位に入れなかった Hi-Toe 5 の数字
買う前に知っておいてほしい数字があります。同じテストで、テーラーメイド Hi-Toe 5 の保持率は84.0%でした(6,783→5,697回転)。
フェースを開いて使う形のウェッジで、濡れた状態のスクエアな50ヤードは得意な場面ではなかった、と私は読んでいます。雨の日のスピンで選ぶなら、順位には入れられません。作りの違いは、Hi-Toe 5 と MG5 の違いに書いています。
この3本を買わなくていい人
- いまのウェッジの溝がまだ立っていて、濡れた日にも止まっている人
- ざっくりが多い人(先に見るのは銘柄ではなくバウンスです。アプローチのざっくりとバウンスに書きました。56度で12度以上が目安です)
- 何本入れるかが決まっていない人(ウェッジは何本入れるかを先に)
よくある質問
雨の日にスピンが落ちにくいウェッジは?
MyGolfSpy の2026年のテスト(56度・50ヤード)では、タイトリスト ボーケイ SM11 が乾いた状態6,857回転、濡れた状態6,860回転で、保持率100.0%でした。PING s259 は94.5%、テーラーメイド Hi-Toe 5 は84.0%です。米国仕様での計測です。
56度のバウンスは、何度から選べますか?
各社の日本公式では、ボーケイ SM11 が8・10・12・14度、PING s259 が10・12・14度、クリーブランド RTZ 2 が6・8・10・12度です。
バウンス角が同じなら、メーカーが違っても同じ効きですか?
同じとは限りません。PING の技術担当副社長だった Paul Wood 氏は、実効バウンスには決まった定義や規格が無く、メーカーによって数字がばらつくと書いています。同氏の例では、計測のバウンス角が20度の60度ウェッジでも、ソール幅が0.5インチ(約13mm)だと実効バウンスは約6度です。3本をバウンスで比べるときは、角度だけで決めず、店でソールの幅も見てください。測り方はアプローチのざっくりとバウンスに書いています。
いちばん安いのは?
この記事の3本では、クリーブランド RTZ 2 の27,500円(1本・税込)です。ボーケイ SM11 は29,700円、PING s259 は33,000円です。